この記事のポイント
- 抹茶・緑茶ノートの香水は、落ち着きと上品な甘さを両立するグルマン系フレグランスとして人気が高まっている
- メゾンマルジェラやルラボといった海外ブランドから、手に取りやすい価格帯のブランドまで選択肢が豊富
- ミルクや花、ウッディノートと組み合わせることで、抹茶の香りにも様々な表情がある
- 季節や使うシーンによって抹茶系フレグランスの選び方は変わる
- 2026年は抹茶とミルク・バニラを掛け合わせた新作フレグランスも続々登場している
抹茶の香りはなぜ人気? 香水シーンでのトレンド
ここ数年、香水の世界では「食べられそうな香り」を意味するグルマン系フレグランスが大きな存在感を放っている。バニラやキャラメル、チョコレートといった甘い香りが定番だったこのジャンルに、日本ならではの抹茶や緑茶のノートが加わり、新しい潮流を作り出している。
抹茶の香りは、ほろ苦さと澄んだ清涼感を併せ持つのが特徴だ。甘さだけに寄りすぎないため、性別を問わず使いやすく、ユニセックスフレグランスとして選ばれることも多い。急須にお湯を注いだ瞬間に立ちのぼる湯気のような、穏やかで奥行きのある香りを再現しようとする調香師が増えている。
ワンポイント
抹茶ノートは単体で使われることは少なく、ミルクや花、ウッディ系の香りと組み合わせて奥行きを出すのが一般的。同じ「抹茶」というテーマでも、ブランドによって仕上がりの印象が大きく異なるのが面白いところだ。
抹茶(グリーンティー)ノートの特徴と選び方
抹茶系の香水を選ぶ際は、香りの構成を大まかに把握しておくと失敗が少ない。トップノート・ミドルノート・ラストノートの組み合わせによって、同じ「抹茶」というキーワードでも印象は大きく変わってくる。
| 香りのタイプ | 組み合わせやすいノート | 印象 |
|---|---|---|
| クリーミー系 | ミルク、バニラ、トンカビーン | 甘さと優しさが際立つ、抹茶ラテのような香り |
| フローラル系 | ジャスミン、白花系 | 静けさと華やかさが同居する上品な香り |
| ウッディ系 | ベチバー、シダーウッド | 大人っぽく落ち着いた、和の空間を思わせる香り |
| シトラス系 | 柚子、グレープフルーツ、ベルガモット | 爽やかで軽やかな、デイリー使いしやすい香り |
選び方のコツ
初めて抹茶系香水を試す場合は、クリーミー系やシトラス系など親しみやすい組み合わせから始めるのがおすすめ。慣れてきたらウッディ系やフローラル系など、より複雑な構成の香りにも挑戦してみると好みの幅が広がる。
抹茶の香りが楽しめる香水7選
ここからは、抹茶や緑茶をテーマにしたフレグランスの中から、通販でも取り扱いのある人気アイテムを紹介する。それぞれ香りの構成や雰囲気が異なるので、好みに合わせて比較してみてほしい。
メゾンマルジェラ レプリカ「マッチャ メディテーション」
「ある記憶の断片」をテーマにしたレプリカシリーズの一本。静かな午後にお茶をいただくひとときをイメージした香りで、抹茶のほろ苦さと白花系の柔らかな甘さが重なり合う。落ち着いた空間を演出したいときにまとうと心地よい一本として評価されている。
抹茶をテーマにした香水の中でも特に知名度が高く、香水好きの間で「和の香り」を語るときによく名前が挙がるアイテムだ。ミルキーな質感と穏やかなグリーンのニュアンスのバランスが取れており、初めて抹茶系フレグランスに触れる人にも試しやすい。
ルラボ「テ マッチャ26」
抹茶のアコードにクリーミーなフィグ(イチジク)を重ね、ベチバーとシダーウッドのベースでまとめた一本。単なるお茶の香りにとどまらず、フルーティーさとウッディな深みが同居する複雑な構成が魅力だと語られている。
都会的で洗練された印象を求める人に向く一本。抹茶特有の青みがかった清涼感を軸にしながらも、甘さと苦味のコントラストが効いており、香りの余韻を長く楽しみたい人からの評価も高い。
サボン「オー ドゥ サボン ブリスフル グリーン」
フレッシュなベルガモットから始まり、ジャスミンとまろやかな抹茶が重なり、ラズベリーやバニラの甘酸っぱさで締めくくられる構成。安心感のあるグルマンな抹茶の香りとして紹介されている一本だ。
甘さと爽やかさのバランスが良く、日常使いしやすいのが特徴。抹茶単体の渋みが苦手な人でも、フルーティーな要素が加わることで親しみやすく感じられるだろう。
ブルガリ「オー パフメ オーテヴェール」
緑茶の静けさにインスパイアされた、軽やかでユニセックスな一本。日常に慣れ親しんだお茶という素材を、フレグランスとして再解釈した先駆け的な存在として知られている。
甘さを抑えた清潔感のある香りで、性別を問わず使いやすい。オフィスなど香りを主張しすぎたくないシーンにも向いており、デイリーユースの定番として長く支持されている。
ロジェ・ガレ「グリーンティー オーフレッシュ」
柚子やグレープフルーツなど瑞々しいシトラスから始まり、緑茶のグリーンなニュアンス、そして上品なシダーウッドへとつながる構成。アジアの調和をテーマにした香りとして親しまれている。
シャワーコロンのような軽やかな使用感で、汗ばむ季節でも重たくなりにくい。持ち歩いてこまめに香りを纏い直したい人にも向いている一本だ。
アルマフ「マッチャ マジックス」
抹茶を軸にしたフルーティー・シトラス系の香りで、立ち上がりから抹茶のニュアンスがしっかり感じられると評価されている。香りの持続力や広がり方についても好意的な声が多い。
手に取りやすい価格帯でありながら香りの完成度が高く、抹茶系フレグランスを気軽に試してみたい人の入り口としておすすめできる一本だ。
ガルフオーキッド「マッチャ ラテ」
アーモンドミルクと抹茶のトップノートから、ミルククリームと緑茶、トンカビーンのミドル、バニラやムスク、サンダルウッドのベースへと続く、まさに抹茶ラテを思わせる構成。オリエンタル・バニラ系の甘さが特徴とされている。
寒い季節に纏いたくなる、温かみのある甘さが魅力。カフェで一杯の抹茶ラテを飲むような、ほっとするひとときを演出してくれる香りだ。
抹茶香水を選ぶときのポイント
チェックしておきたいポイント
- 甘さ重視かクリーン重視か、自分の好みの方向性を先に決めておく
- 季節や使うシーン(オフィス・デート・リラックスタイムなど)に合わせて香りの強さを選ぶ
- 可能であればサンプルやミニサイズで試してから本格的に取り入れる
- 抹茶ノートは経年で印象が変わりやすいため、保存環境にも気を配る
抹茶系フレグランスは、香水の中でも比較的季節を問わず使いやすいジャンルとされている。ただし、クリーミー系やバニラを含むタイプは秋冬に、シトラス系やグリーン主体のタイプは春夏に馴染みやすいという声も多い。購入前にどのシーンで使いたいかをイメージしておくと、香り選びで失敗しにくくなる。
知っておきたいこと
抹茶の香りは調香師によって解釈の幅が広く、同じ「抹茶」表記でも実際に嗅いでみると印象が大きく異なることがある。パッケージや説明文だけで判断せず、可能であれば店頭やサンプルで香りの立ち上がりからラストまでを確認するのがおすすめだ。
抹茶香水をより楽しむための使い方
抹茶系フレグランスは、香りの繊細さを活かすためにつけ方にも一工夫すると良い。手首や首筋だけでなく、髪や衣類にひと吹きすることで、香りがふわりと広がりやすくなる。
香りを長く楽しむコツ
抹茶ノートを含む香水は、直射日光や高温多湿を避けて保管することで香りの変化を穏やかに保ちやすい。使用後はキャップをしっかり閉め、涼しく暗い場所に置いておくのがおすすめだ。
また、同じ抹茶系でも複数のアイテムを重ねづけすることで、自分だけのオリジナルな香りを作り出す楽しみ方もある。例えばクリーミー系の香水にシトラス系のコロンを軽く重ねると、甘さと爽やかさのバランスが取れた香りに仕上がる。香水初心者でも試しやすい組み合わせなので、気になる人はぜひ挑戦してみてほしい。
意外な盲点
抹茶系の香りは、コーヒーやスパイス系の香水と一緒に保管すると、香りが移ってしまうことがある。お気に入りの香りを長くキープするためにも、香水同士の保管場所は少し離しておくと安心だ。
まとめ
抹茶や緑茶をテーマにした香水は、グルマン系フレグランスの中でも独自の立ち位置を築きつつあるジャンルだ。ほろ苦さと澄んだ清涼感、そして組み合わせるノートによって生まれる甘さや深みのバリエーションが、多くの香水ファンを惹きつけている。メゾンマルジェラやルラボのような定番人気アイテムから、手に取りやすい価格帯の新作まで選択肢は幅広く、自分のシーンや好みに合わせてじっくり比較しながら選ぶ楽しさがある。まずは気になる一本からサンプルなどで試し、自分にとって心地よい抹茶の香りを見つけてみてほしい。
抹茶の香り漂う香水7選|グルマン系で人気の緑茶ノートをまとめました
今回紹介したメゾンマルジェラ「マッチャ メディテーション」、ルラボ「テ マッチャ26」、サボン「ブリスフル グリーン」、ブルガリ「オー パフメ オーテヴェール」、ロジェ・ガレ「グリーンティー オーフレッシュ」、アルマフ「マッチャ マジックス」、ガルフオーキッド「マッチャ ラテ」は、いずれも抹茶や緑茶をテーマにしながら異なる個性を持つフレグランスだ。クリーミーな甘さを求めるか、清涼感のある爽やかさを求めるかによって選ぶべき一本は変わってくる。香りの好みは人それぞれなので、この記事を参考にしながら、日々の生活に取り入れたくなる抹茶の香りをぜひ探してみてほしい。











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